【仏教書メモ】ダライラマ&デズモンド・ツツ共著 喜びの書:変遷する世界における持続的な幸福
世界中の人にこの本を読んでほしいと願う。困難な時代に生きる私たちへ向けられた、彼らの励ましの言葉を幸運に思いそして感謝している。クリスチャン、仏教徒、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、シーク教徒など、あるいは無神論者であっても真の幸福を知る手がかりとなるだろう。
ダライラマとデズモンドツツの議論は三つの章から構成されていている。
1、正しい幸福の本質:自分自身の苦しみや怒りを受け入れ、その意味を知ることで心の中を探求していく。現代の唯物論や快楽的な生き方は決して真の幸福には繋がらない。
2、幸福の障害:幸福への妨げとなる恐怖、怒り、悲しみ、絶望、孤独、嫉妬、苦しみの感情を探っていく。そして死と向きあうことで本当の幸せを発見する。
3、幸福への八つの柱:客観性、謙虚さ、ユーモア、受容、許し、感謝、思いやり、寛容を意識することで幸せな生き方を追求。
この本をまさに座右の銘として、目につく場所においてある。毎朝ひとりの時間をつくって気の向くままに一章を読む。これはいわゆる自己救済のような啓発本ではなく、ダライラマとデズモンドツツが人間に与えられた意味を探求するすばらしい本である。
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