【ユーチューブメモ】 「年金問題」老後2000万円不足の真意とは?〜前編〜年金の本質を理解すれば老後の不安が解消!
私は年金を貯蓄みたいなものだと理解していた。だから年金が保険であるという説明にあらためて驚いている。つまり年金は掛け捨て保険のようなものであり、もし長生きできない場合、納めた年金は返ってこない。そもそも死んでいるのでお金を受け取ることもできない。
この仕組みだと不摂生している人は、保険料を納めなくなってしまう。逆に晴れて年金の受け取りが始まった人は、できるだけ長く納めた保険料を回収しようとするだろう。
もし国民の多くが想定外に長生きした場合、支払われる年金は少なくなるか、破綻してしまうことになる。 つまり老後の生活は、国だけに頼らず自分でしっかり準備しなさいと言うこと。
人生百年時代となり、長生きすればするほどそれはリスクとなり、若い世代に負担をかけるのだろう。最近よく耳にする「老害」という言葉に恐怖を覚える。
まとめ
- 年金二千万円不足問題を無意味に恐れてはいけない
- 将来の年金に対して不満や不信感を抱いているのは20~30代の若い世代である。
- 金融庁の報告によると、公的年金だけでは老後の生活は二千万円不足する。
- 不足する根拠は、平均的な高齢夫婦において65歳から95歳の三十年で毎月五万五千円が赤字になるとして算出した。
- 報告は、金融庁が管轄している銀行や証券業の活性化、つまり投資の必要性を訴えるものだった。
- 年金を扱うのは厚生労働省であり、今回年金不足を訴えたのは金融庁だった。金融庁によるPRミスである。
- 本来の目的は二千万円不足を補うため、貯蓄を投資することにより日本人の資産形成意識の高めたかった。
- 金融庁の訴えは投資にゆとりのある中高年層には伝わらず、むしろ若年層の年金にたいする不安を刺激してしまった。
- 「少子高齢化だから少ない人数で多くの老人を支えなくてはいけない」あるいは「年金の仕組みは破綻する」という問題は解決した議論である。
- 物価や賃金の上昇に合わせて年金が変動するマクロ経済スライドという手法を使っているので大丈夫。
- 年金とは何なのか、国民が理解していない現状が問題である。それが不安の元になっている。
- 公的年金には、国民年金と厚生年金がある。
- 国民年金は会社員の人も自営業の人も加入できる。
- 厚生年金は会社員の人が加入している。
- 私的年金は公的年金のほかにプラスアルファとして任意に加入するもの。
- 年金は積み立て貯蓄ではない。
- 年金は生活保護ではない。
- 年金は長生きしたときのリスクに対する保険である。
- 長生きとは経済的なリスクである。
- 歳をとって想定外に長生きしてしまい、貧しくなってしまうリスクをみんなで防ぐというのが年金の考え方である。
- 人生百年時代となり年金が足りるのかどうかは、各人によって異なるので分からない。
- 大切なのは長生きに対するリスクを理解しておくことと、将来的にどういう準備が必要かということである。
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