「まだ会社で消耗してるの」希望と不安が交錯しているあなたへ【マンガ】フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」

フリーランスと呼ばれるような人に知り合いはいない。それは例えばイラストレーターとか、アーティストとか、プログラマーやデザイナー、あるいはクリエーターなんて言葉で説明されるともう雲の上の存在でしかない。

なんかカタカナ職業ってかっこいいけど難しい。でもそれって自営業の方達なんですよと言われて「へっ?」っとなった事がある。でも会社員のイラストレーターもいるし、大企業に勤めるプログラマーって普通にいる。クリエーターしてますなんて名刺渡されてもどこで線引きしていいのかよく分からない。とりあえず個人事業主してますと言われると一番分かりやすい。

個人事業主としてやってきてもう10年以上になる。成り行き上でなってしまったので、この本の作者のように計画的に信念をもって独立したわけではなかった。

きっとこの本を手にする人たちは、自分を試してみたいでも会社を辞めて自分の力だけで生きていけるのか、フリーランスとしての実力に自信がない、といった不安な気持ちが交錯しているのだと思う。もし会社員としてうまくやっているのならあまり興味をもたないだろう。

会社を辞めて自営業としてスタートした最初の日、まるで失業したような暗い気持ちで窓のカーテンをあけた。不安でしかたがなかった。でも「人間って自由なんだ、自由に生きていいんだ」と生まれて初めて知った。こんな大切なことを学校でも会社でも教えてはくれない。それはとても素晴らしい生き方で、もし独立するかどうか悩んでいる人がいたら、迷うことなく自分を信じて行動すればよいと伝えるだろう。

会社を辞めるにあたって、周りの人達のネガティブ反応と独立するリスクに関してはこの作者の言っているとおりなので、フリーランスになりたい人にはとても参考になるはず。でもすでに一昔前の話になってしまっているので、ハウツーものとしては無理がある。

私たちの周りには、個人事業主として生活している人たちが意外といる。もし相談する相手がいないとき、ラーメン屋の親父にでも聞いてみればいい。「ずっとこの街でお店開いてますよね、独立してよかったですか」って!